焼け野が原

自分の感性を大切に、人の感性も大切に

後藤さん殺害事件で今後の日本が辿るシナリオ

後藤さんを殺害したとする報道がありました。

過去の分析は散々報道でやっているので、今後の日本への影響を考えてみました。

 

 

まず、今回の事件で日本人のISIL認知度はほぼ100%近くになりました。

 

その結果「ISILに参加したい!」と考える人間は間違いなく増えるでしょう。

 

今までの日本でも不景気やいじめとかが原因で個人や社会に恨みを持ち、犯罪を犯す人は一定数いました。そういう人たちが今回の報道でISILに興味を持ち、行動に至る可能性があります。外国では既にそういう事例もあり、政府は渡航制限などかなり警戒しなくてはなりません。

 

彼らが現地に行った場合に考えられるシナリオは2通りです。

①後藤さんみたいに政治的に利用される

②テロリストになる

 

①は現地入りしている人以外にも、周辺の海外在住者や旅行者もターゲットになります。

この場合、日本政府の外交上とんでもない痛手をこうむります。今回はヨルダンでしたが、もっと多くの国や重要な国との関係性を引き裂く可能性は大いにあります。例えばアメリの兵士が拉致されて、ISILが日本政府に「2億ドル払え」って言ってきたら日本はどうしますかね?

 

②のテロリストになる場合の方がやっかいでしょう。イスラム国という名称ですが、既に大組織というわけではなく小さなグループがたくさんある状態のようです。リーダーからの命令でテロを行うというよりは個人個人でテロを行っています。

 

つまり、現地でテロリストとなった日本人が何事もなかったかのように日本に帰ってきてテロを起こします。さらにいえば、現地入りしなくてもネットを通じて思想や方法を学ぶことはできますし、一度も直接ISILと関わらなくてもテロリストが完成するわけです。

 

日本人が海外でテロを起こすことも考えられます。その場合は、今回同様標的となった海外の人や政府との迅速で定期買うな対応が必要になります。

 

今の私たちにできることは、

・海外渡航者への注意呼びかけ

都心部などでの不審物や不審者の取り締まり強化

・ISILを下手に逆なでしないようなネット上での配慮

 

個人がやれることは少ないですが、テロを防ぐために個人個人ができることをしていきましょう。