焼け野が原

自分の感性を大切に、人の感性も大切に

【読書】人はこんなに簡単に操れる ~予想どおりに不合理を読んで~

予想どおりに不合理を読みました。世界的ベストセラーなので知っている方も多いかとは思いますが紹介させてもらいますね!

 

 

 

 

知らず知らずのうちに私たちが操られているマーケティング方法について具体的に述べられてます。ビジネスマンの方はもちろん、異性を口説きたいと思っている方なんかにも非常に有効な方法が数多く紹介されていますので一読の価値ありかなーと思います!

 

 

いくつか具体的な内容を紹介させてもらいますね!

 

 

人間は他のものとの対比で物事を見ている(相対性)

 

~カメラ売り場でデジタルカメラと一眼レフが1つずつ置いてあっても、顧客はどちらを買うべきか上手く判断できないのです。なぜなら2つの商品は個性がバラバラなために上手く比較できません。しかし、ここに性能が劣るが価格も同じデジタルカメラを追加して3つの商品を並べると、デジカメ同士で比較対象が生まれるために以前からあったデジカメの売り上げがあがるのです~

 

本当に売りたいものの他に劣ったおとりを作ることで判断軸を与え選択されやすくするということですね。異性を口説きたい場合は自分に似てるけど少し劣っているような友人を連れていけば・・・ってことですね

 

 

人は簡単に手に入らないものを欲しがる

 

~真珠王は黒真珠という新しい真珠を発見した。しかし、当時世界には黒真珠の販路も需要も皆無であった。そこで真珠王は安売りするのではなく、時間をかけて品質を高めエメラルドやダイヤモンドと共に黒真珠が光輝く広告を出すことで黒真珠の市場価値を高めた。数年前まで海の中で放置されていたようなものにとんでもない破格の値段がついたのである~

 

 

社会規範と市場規範

 

~とあるNPOが弁護士たちに失業者向けの相談会を開くことを依頼した。弁護士たちはあまりに安い賃金に困惑し、その依頼を断った。別のNPOも弁護士たちに同じ依頼をした。弁護士たちはすぐに依頼を受けることに決めた。報酬が良かったからではない、無料であったからだ。ボランティアという言葉は弁護士たちの善意や自尊心を刺激したのだ~

 

学校の友達に「ノート貸してよ」と言われるのと「10円上げるからノート貸してよ」と言われた時の心境を考えてみて下さい。「自分が何時間も授業を聞いてとったノートが10円の価値しかないだって?ノートの価値はもっと高いはずだから貸さない方が得だ」と考える人が多いと思います。損得で考える市場規範と人間としての善意や自尊心で動く社会規範があるんですね。友人への頼みごと、プレゼント、恋人への対応などあらゆる場面で活用できる考え方でしょう!

 

 

こんな感じで、今後の生活で実際に生かせるノウハウが満載の本です!商品・サービスを売りたいビジネスマン、夏に向けて彼女・彼氏が欲しい方も1000円以下買えちゃう本なのでぜひぜひ購入して読んでみて実践していくことを強くお勧め致します。